🦷歯ぎしり・食いしばり
咬筋のトリガーポイントについて
咬筋トリガーポイントとは?
咬筋(こうきん)は顎の両側にある強力な筋肉で、咀嚼(そしゃく)に重要な役割を果たしています。この筋肉に「トリガーポイント」と呼ばれる過敏な部分が発生すると、顎の痛みや頭痛の原因となることがあります。
トリガーポイントは筋肉内の緊張した小さな領域で、押すと痛みを感じ、時には他の部位(例えば耳や歯)にも痛みが放散することがあります。これを「関連痛」といいます。
主な症状
- 顎の痛みや圧痛
- 口を開けづらい
- 咀嚼時の不快感
- 頭痛(特に側頭部)
- 耳の周りの痛み
- 歯の痛み(歯科検査では異常なし)
セルフケアの方法
- 温めること:温かいタオルを10分程度当てます
- 優しいマッサージ:指の腹で円を描くように
- 顎のストレッチ:無理のない範囲で
- 姿勢の改善:特に長時間のデスクワーク時
- 歯ぎしりや食いしばりの意識:必要に応じてマウスピースの使用
- ストレス管理:リラクゼーション技法の実践
症状が続く場合は、歯科医師や専門医にご相談ください。適切な治療により、多くの患者さんが症状の改善を実感しています。私たちのクリニックでは、個々の状況に合わせた治療プランをご提案いたします。

